Winner 2024
ハウジングナウ
日本経済新聞社は、第4回「日経アジアアワード」の大賞を、ミャンマーで竹製住宅を建設する新興企業「ハウジングナウ(Housing NOW)」に授与することを決定しました。同社は、環境に優しい竹を活用した低価格住宅を提供しており、1棟あたり約1,000ドル(約15万円)からの価格で避難民施設や診療所を建設しています。また、貧困層の人々を製造プロセスに巻き込むことで、地域の活性化にも貢献しています。
ミャンマーは、若年層が厚い人口5,000万人以上の国で、1人あたり国内総生産(GDP)は約1,000ドル強と、日本の30分の1程度です。こうした経済環境の中で、ハウジングナウの取り組みは、成長の可能性を秘めた「伸びしろ大国」の発展に大きく寄与しています。同社の共同創業者であるラファエル・アスコリ氏は、「竹を使って国の再建に貢献したい」と強い意志を持って活動を続けています。
ハウジングナウ共同創業者のラファエル・アスコリ氏(右)とチョージンラット氏
Asian
Innovation
アジアと世界を変える
「アジア発」のイノベーション
日経アジアアワードは日本経済新聞社が主催し、アジアの多様な価値観を踏まえた「アジアの視点」で、アジアや世界の変革を促して自由で豊かな経済社会の実現を後押しする「アジア発のイノベーション」を表彰する事業です。
アジアの出身者・在住者が主導しアジアでスタートした活動で、新規性・革新性があり、地域の活性化や生活の向上など自由で豊かな社会づくりにつながるものを対象とします。1996年から実施していた「日経アジア賞」は第25回の受賞者発表をもって終了し、代わる事業として「日経アジアアワード」を2021年に創設しました。
審査体制
アジアの多様な視点を審査に反映させるため、日本を含むアジア各国の有識者約10人から成る「アドバイザリーボード」を設けます。民主主義や自由主義、市場経済といった価値観を共有する国・地域の組織から有識者をメンバーに起用します。
メンバーは日経の選考委員による一次選考を通過した候補者(被推薦者)を評価し、意見を表明します。同ボードの意見や助言を踏まえて、日経の選考委員が選考委員会で討議して受賞候補者を内定、同ボードの承認を得て受賞者を最終決定します。
Who's Next?
from Asia to the World
本サイトを通じ候補者を幅広く募集します。
自薦は認めていません。